お金のぽけっと #6 お金もちが持つ能力

こんにちは✋

生きていく上で欠かせないものの1つが「お金」だと思います。

TanTanPocketの記事の中でもお金に関するポケット「お金のポケット」と題して、思う事をつらつらと書いてみようと思います。
地味な内容なので、あまり読まれず早々に終了するかなと思っていましたが、案外読んでいただいていることがわかったので、続けてみようと思います。

※この記事を読むことでポケットマネーが増える!なんてことは期待せず、「ふーん、そういうこともあるかもね」程度に読んでいただけると幸いです。

お金をためられる人 と ためられない人がいる

というのは、皆さんもなんとなく感じていることではないでしょうか。
『貧富の差が拡大している』という表現を見たり聞いたりしたこともあるかもしれません。

原因はどこにあるのでしょうか。
お金持ちに有利な法律や世の中の仕組みになっている、という指摘も当たっているかもしれません。
税制優遇だったり既得権益と呼ばれるものは確実に世の中に存在すると思います。

しかし、もっともっと昔から、どんな時代どんな国にも世界には貧富の差はありました。
そう考えると、お金持ちになる人には何らかの能力や特徴があると考えてもよい気がします。

ヒントは米作りにあり?

まずは、「人間社会にいつから貧富の差が生まれたのか」ということを考えてみようと思います。

諸説あるのですが、私が最も納得感を持っているのは米作りや麦作りなど穀物を育てる農業を人間が営むようになったことで貧富の差というものが顕在化したという説です。

狩猟採集時代の人間は、その日獲った食料は数日の内に食べきってしまうことが主流だったことを思うと、富を蓄えるということはあまり起こっていなかったと想像できます(中には保存食として蓄えたものも多少あったとは思いますが)

しかし、穀物は保存期間が長いため、米作りが人間の活動の主流になると富を蓄積することが可能になります。
ここで、米を蓄えられる人と蓄えられない人=貧富の差 が生まれてきたのではないでしょうか。

人間の貧富の差を分けたのは米作り?

昔話の中にも、大地主と小作人 のような貧富の差を象徴するような設定は多い気がします。
逆に、獣を追って集団で狩りをする生活に貧富の差のイメージはあまり無いのではないでしょうか。

では、仮に米作りあたりから貧富の差が生まれたとすると、それを分ける要因となったものは何なのか、どんな能力なのでしょうか。

お金をためられる人が持つ能力

これも諸説ありですが、もっとも納得感があると感じているのは

『報酬遅延耐性(ほうしゅうちえんたいせい)』

と呼ばれる能力の差が貧富の差を生んだという説です。

言葉だけ読んでも意味が分からないかもしれませんので、少し説明を加えると
『報酬が遅れてやってくることに『耐えられる能力』です。

まだ分かりづらいかもしれないので、米作りを例にして説明すると、

報酬遅延耐性があるAさんは、その年に収穫したお米の一部を翌年の種籾として残すことができます。
そして翌年に田植えをする時には、もっと広い土地で多くのお米をつくることができます。

逆に報酬遅延耐性が無いBさんは、その年に収穫したお米を全部食べてしまいます。
翌年に種籾を残すことができないので、自分のお米を育てることができません。

その結果、BさんはAさんから種籾を借りるか、Aさんが拡大した田んぼで小作人として働かせてもらうか、という選択しかできなくなってしまいます。つまり「借金を背負う」か「家来になる」という選択になります。

以上がお米作りを例にした『報酬遅延耐性』のお話なのですが
これって、現代社会で起こっていることとほとんど同じだと思いませんか?

欲しいものがあればすぐにお金を使ってしまう。
お金がなくなったら借りてしまう
お金を返し終わってないのに欲しいものがあれば、またお金を使ってしまう…

これは『報酬遅延耐性』を持たず収穫した米を全部食べてしまうBさんと同じだと感じませんか?

私は過去に【ライスワーク #はじまりの春】という記事で種籾からお米を育てるという記事を書いたのですが、お米作りに関わるたびにこのAさん・Bさんのエピソードをかみしめてしまいます。(お米だけに…)

お金の公式を思い出してみる

ここで、『報酬遅延耐性』があるAさんをイメージしながら、【お金のぽけっと #1 お金の公式について考える】に書かせてもらった、お金の公式について考えたいと思います。

このシリーズで何度も書かせていただきましたが、もう一度おさらいすると

{(①収入)-(②支出)}× (③資金運用率)

お金のぽけっとシリーズでは、これをお金の公式としています。

この公式に『報酬遅延耐性』を持つAさんを当てはめると、

・Aさんは米を全部食べない。つまり②支出を減らすことができる。
・その結果、種籾を残すことができる。つまり(①収入 – ②支出がプラスになる。
・次の年は今年より多くの種籾を撒くことができる。つまり③資金運用率がプラスになる
・次の年は今年より多くの米が収穫できる。つまり①収入が増える

 ※以下ループ。Aさんの富はますます増えていく

逆にBさんの場合は…手元に資産は残らず負債が増えていくことになります。

現代人は『報酬遅延耐性』が少しずつ失われている?

これは私の仮説ですが、現代人から少しずつ『報酬遅延耐性』が失われて行っているのではないかと感じています。

目の前の欲望に屈してしまう
長期的な成果に向けて頑張ることができない
下手したら身の丈以上の消費をして借金(ローン)を抱えている

そういう人が増えているような気がしてなりません。

仮にそうだとすると、どうしてそういう人が増えているのでしょう?

モノが多すぎる。CMや広告が多すぎる。便利になりすぎた。
それらの理由もあるかと思いますが、自分の経験含め最も影響を与えているのは「ゲーム」と「インターネット」だと思っています。

ロールプレイングゲームの世界では、1週間で世界を救う救世主になることができます。
SNSの世界では、投稿した内容がわずか1日で(場合によっては数分で)大きな反響を得ることができるようになりました。

(自分自身を含め)こうした世界観にすっかり慣れてしまうことによって脳みそが報酬を待つことができにくくなってしまっている、つまり報酬遅延耐性が低下してしまっているのではないか、と思います。
(※もちろんゲームやネットにも良い面があると思うので、それらを完全否定しているわけではありません)

若い方々の中には、社会に出て早々に身の丈にあわないお金の使い方をしてしまったり無茶なローンを組んでしまったりして苦境に立たされている方が少なくないようです。

わたしはそういう方々のエピソードを聞くと、「あぁ、報酬遅延耐性が…」といつも思ってしまいます。

まとめ

「最近の若者は~」や「若いうちの苦労は買ってでもしろ」的なことを言いたいわけではありません.

しかし、お金のことを考える上で『もしかしたら自分の報酬遅延耐性が下がっているかも』ということを意識してもらえれば、目の前の欲望に従う以外にも、「欲望に耐えて未来へ投資する」というもう1つの選択肢が常にある、ということにも目が向けられるのではないかと思います。
※もちろん、自分にとって必要なものや間違いなく価値のあるものを買うのは(身の丈にあったものであれば)全然良いことだと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
読んで頂いた方にとって何か1つでも気づきがあれば幸いです。

Have a Nice Day!!!!