お金のぽけっと #8 『値段が高い』はどうやって決める?

こんにちは✋

生きていく上で欠かせないものの1つが「お金」だと思います。

TanTanPocketの記事の中でも「お金のぽけっと」と題して、思う事をつらつらと書いてみようと思います。

※この記事を読むことでポケットマネーが増える!なんてことは期待せず、「ふーん、そういうこともあるかもね」程度に読んでいただけると幸いです。

5,000円のランチは高い?

唐突に質問させていただきましたが、いかがでしょう?
皆さんにとって『5,000円のランチ』は高いでしょうか?

もちろん、「そんなのお店やメニュー、時と場合によるよ!」というツッコミを受けて然るべき質問なのですが、それ以前に「そんなの選択肢に入らないよ!」という方も少なからずいらっしゃるのではないかと思います。

では、価格が【高い】【安い】を判断する根拠とはどういうものなのでしょう?

人間は、高い・低いを判断する場合、常に何かと比較することで判断します。
なぜなら、全世界いつでも、どこでも、どんなメニューでも ランチ価格が一律5,000円だとすれば、高いも安いも無いからです。

意識しているか無意識かは人それぞれ思いますが、これは価格を判断する時に常に脳に起こっている事象です。

その上で、今回の記事では『では、何と比較して判断するのがよいか』というお話になります。

・他のお店と比較する

・お店に来ている客層(セレブ/庶民)と比較する

・ディナー価格と比較する

それぞれ、間違っていないと思いますし、そもそも絶対的な正解があることでもないと思いますが、

この記事では

『自分自身の時間単価と比較する』ということを提案したいと思います。

あなたの時間単価はいくら?

どんな方にも共通しているのは、お金を得るために「時間」を使っていることだと思います。

給与所得、事業所得はもちろん、不労所得なども何かしら「時間」を経ることでお金を得ることができているのではないかと思います。

そこでまず算出してほしいのが【あなたの時間単価】です。

・時給1,000円で働いている方の時間単価はそのまま1,000円

・月収150万円で働いている方は労働時間で割っていただく
(1日7.5時間、20日勤務の場合は150万円÷150時間=10,000円)

・不労所得を得ている方も、得られている利益をかけた時間で割っていただく

そんな感じで計算すれば、それぞれの時間単価というものが計算できるかと思います。

その上で、5,000円ランチに話を戻します。


まず、ランチ代5,000円を自分が働いている時間に変換します。

例えば、時間単価1,000円の方にとって5,000円のランチは『5時間の労働価値』にあたります。

一方、時間単価10,000円の方にとって5,000円のランチは『30分間の労働価値』にあたります。

次に、5,000円のランチを高いか安いか判断する時

『このランチは自分がその時間をかけてまで買う(注文する)価値があるか』

という問いを自分にしてみます。

そして、その問いに対する答えが高いと感じるのか安いと感じるのか。

これが、高い・安いを判断する上で有効な手段の1つになると思います。

自分の中に『価格フィルター』を作る

ここまで読んでいただいて『あ、そういう考えは結構です。私は好きなモノを買います』と言う方は記事を閉じていただいて大丈夫です。(そういう考え方も大切だと思います)

関心がある方向けに記事を続けさせていただくと、この問いはランチだけでなく全てのお金の使い方に共通して使える問いだと思います。

3万円のバッグを買いたい時

10万円のパソコンを買いたい時

200万円の車を買いたい時

4000万円の家を買いたい時

いずれの場合も、問えるのは

『今買おうとしているものは、私がそれだけの時間働いてまで欲しいと思えるものなのか』

ということです。

お金を使う事に迷った時にはその問いが『価格フィルター』として機能するかもしれません。

そのフィルターを通して考えても「間違いなくその価値がある!」と言い切れるものは、迷わず買えばよいのではないでしょうか。

逆に「そこまでの価値はないな・・」と判断できるなら、買わなくてもよいのではないでしょうか。

ただ、難しいのは『自問してみたけど、迷います~』というケースが多いこと。
そして、人間というのは欲しいものを目の前にすると都合の良い解釈をして「買う理由」を自分につくってしまえる(『自分へのご褒美で~』というのが代表格)という悲しい性(さが)をもつ生きものでもあります。

そんなあなたには、さらに厳しめの価格フィルターを提案したいと思います。

「もういいです」という方は、そっと記事を閉じてくださいませ。

さらに厳しいフィルターを持ちたい方へ

さて、さらに厳しいフィルターに関心があるストイックな皆さま、ようこそ。

皆さんに提案したいのは単純な提案です。

先ほどの『時間単価』の計算を、よりリアリティのあるものに編集してみようということです。

■1つ上の価格フィルター

お勤めの方は給与明細などをご覧になってよくご存じだと思いますが、たいていの所得はそのまま皆さまのポケットに入る事はなく、社会保険や税金などのいわゆる【天引き】という、まるで神様に収めるかのような名称で手元からするすると抜けていくお金が存在します。

それを考えると、ざっくりですが単純な給与と時間で算出した時間単価に0.8くらいをかけて算出するのがより現実的な価格フィルターになるかと思います。

時間単価1,000円だった方は、1,000×0.8 = 800円
時間単価10,000円だった方は、10,000×0.8 = 8,000円

※実際は高所得の方の方が累進課税により減損しますが、一旦割愛します。

いかがでしょう?

これによって、5,000円のランチを得るために必要な労働時間は1.25倍になりました。

■さらに上の価格フィルター

さらにリアリティのあるフィルターを持ちたいあなたには、さらに上のフィルターを提案します。

それは、時間単価を求める際の出発点を「天引き後の給与からさらに固定費を引いたもの」にすることです。

分かりにくいと思うので、例を挙げて説明します。

(例)給与30万円の方の場合

・30万円から社会保障・税金を差し引いて(0.8をかけて) 24万円
・24万円から家賃6万円を引いて、18万円
・保険料(生命・医療・自動車など)1万円を引いて、17万円
・電気・ガス・水道・ネット・ケータイ・灯油代 3万円を引いて、14万円
・駐車場代1万円を引いて、13万円
・車にかかる諸経費(ガソリン、高速、洗車など)1万円を引いて、12万円

※一部、固定費として計算しない場合もありますが、毎月確実にかかる費用として計上しています

元々は30万円のお金があるものとして計算していたものが、あっという間に自由に使えるお金は12万円になってしまいました。

その上で、この方の1日の労働単価は

12万円÷20日=6,000円

さらに、休日も加えて1日あたりに使えるお金を日割り計算すると

12万円÷30日=4,000円 となります。

・・・いかがでしょうか。

こうなると、この方にとって5,000円のランチは事実上、1日に使えるお金以上の価格ということになってしまいます。

夢も希望もあったもんじゃないかもしれませんが、実際は美容にかける費用、学費、習い事にかかる費用、人によっては奨学金の返済費用など、さらに固定費がかさんでくる場合があるのも、また現実です。

※だからこそ固定費を抑えることは大切です。というお話を過去記事にも書かせていただきました。

つまり、何が言いたいのか

まずは、ここまで駄文長文をお読みいただき、ありがとうございます。

ずいぶん前置きが長くなってしまいましたが、結局のところ私が言いたいのは、『金を使わずケチケチ生きよう!』・・ということでは決してありません。
(むしろ自分が心からステキだと思えるものにお金をかけることは人生を豊かにしてくれると思います。)

私が言いたいのは

何かを買う時、常に大きく2つ選択肢を持てるのではないか』ということです。

それは、お金を使うか判断する時には常に

①そのままお金を使って買い物をするか
②お金を使わずに、その分自由な時間をつくるか

が選べるということです。

たとえば、時給1,000円の人が100万円の買物を検討する場合、

①この場で100万円の買物をするか
②買わずに1,000時間の自由な時間(働かなくてよい時間)を得るか

という選択肢があるということです。

仕事と時間とお金と自由

インターネットが普及し便利になった一方で、世界中の人がネット上に自分の気持ちをつぶやくことが増えました。
そんな中、毎週月曜日のつぶやきトレンドに

「仕事行きたくない」

という言葉が必ず上位にランクインされています。

私は「その気持ち、よく分かるな~」と感じる一方、「早くその状況から抜け出すために自由になる時間を買う(=ムダにお金を使わない)という選択も世の中に確実にあるのではないか」とも感じています。

しかし、世の中には仕事の苦しさを紛らわすために必要以上の買い物で発散してお金が無くなり、その分(場合によってはそれ以上に)たくさん働かねば・・という方が少なからずいらっしゃいます。
そういう方を見ると、私はとても悲しく虚しく感じます。

今回のお金のぽけっとでは「必要以上のお金を使うことを控えて、働く時間を短くしたり、仕事を変えやすい環境をつくったり、仕事を休んでも大丈夫な時間をつくったり、ローカルや海外に移住したりする選択肢もあるんじゃないですかね~」ということを一度提言してみたく、長くダラダラたくさん書いてしまった次第です。
※仕事大好きなはガンガン働いてください!

この記事を読んで、「ふーん、そんなこともあるかもね(鼻くそホジホジ)」程度でも何かしら参考になっていただける方が1人でもいらっしゃれば幸いです。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

Have a nice day!!!!