お金のぽけっと #3 ローカルライフにおける支出ダウンを考える

2021.5.23

ハラコー

こんにちは。

生きていく上で欠かせないものの1つが「お金」だと思います。

TanTanPocketの記事の中でもお金に関するポケット「お金のポケット」と題して、思う事をつらつらと書いてみようと思います。

※この記事を読むことでポケットマネーが増える!なんてことは期待せず、「ふーん、そういうこともあるかもね」程度に読んでいただけると幸いです。

前々回の記事では、『お金の公式について考える』を書かせていただきました。

前回の記事では『ローカルライフにおける収入アップを考える』を書かせて頂きました。

未読の方はまずそちらをご覧いただければと思います。

支出ダウンを考えるにあたって

支出は主に【固定費】と【変動費】に大別されます。

【固定費】には、家賃・電気料金・ガス料金・ケータイ料金・保険料など毎月必ず発生する費用です。

【変動費】は、食費・交際費・衣料費・医療費など月々で変動する費用です。

固定費は毎月確実にかかるものです。

なので、これを節約できれば(節約金額)× 月数 の分だけ支出ダウンに貢献するので、第一に考えるべきは固定費を下げることだと思います。

変動費はその名の通り、毎月変動するものです。

固定費の節約ほど積み重ねの効果は大きくないのですが、ちょっとした習慣の変化で支出をダウンの効果が得られるものもあります。

で、先に結論を言うと、都市生活に比べて固定費、変動費ともに下げることができています。

都市暮らしと地方暮らしの支出(固定費)

まずは固定費についてですが、第1に都市と比べて家賃が圧倒的に安くなりました。

私は少し前までは神奈川県暮らし(東京で勤務)だったのですが、3LDKの賃貸物件の家賃は13万円+共益費0.4万円でした。(実際には会社の補助制度を利用してもっと安く借りていました。しかし、そういう制度がない企業にお勤めの場合はそれくらいの家賃を実負担することになります)

地方に移住して現在住んでいる家の家賃は、戸建て5LDK・庭付・車2台駐車可で3.7万円です。(これは仲介業者を介さず、神様のような大家さんと直接契約を交わさせていただけたという幸運もありました)

毎月10万円近く支出が抑えられるインパクトはとても大きいと思います。

第2に、幼稚園にかかる費用です。

前稿『ローカルライフにおける収入アップを考える』にも書いたのですが、都市の公立保育園に子どもを預けることは容易ではありません。我が家の子ども達は私立の幼稚園に通う事になったのですが(私立幼稚園でも抽選でした)子ども1人を預かっていただくのに毎月4万円+バス代5千円 の費用がかかりました。2人預かってもらう時期が重なった時には毎月9万円かかっていました。

これが、京丹後市に移住した後は公立の保育園に入園することができたので、毎月5,000円の保育料の負担で済むようになりました。(送迎バス有!

細かいところでは、光熱費も工夫して抑えています。ガス料金については地方だとプロパンガスの家庭が多く、都市ガスに比べて料金が高めです。なので、我が家はIHのコンロ(1万円くらい)を購入してガスは契約しませんでした。光熱費系の費用には「基本料金」というものがついてまわるので、一括化することで基本料金を減らすことができます。ガス契約をしないことで毎月数千円ですが安くできました。

逆に、地方暮らしで増えた固定費もあります。ガソリンと灯油にかかる費用です。

地方ではマイカー必須なので、車移動のためのガソリン代が発生します。また、給湯はガスや電気ではなくボイラーの家庭が多いため灯油代がかかります。

季節変動がありますが、車2台所有でだいたい毎月2万円くらいでしょうか。

それでも、トータルすると数万円の固定費削減に成功したので、ずいぶん支出を抑えることができました。

都市暮らしと地方暮らしの支出(変動費)

続いて変動費についてです。

名前の通り毎月変動するお金なので、固定費ほど正確な削減効果を説明しづらいのですが、習慣を変えることで確実に減らすことができたものを紹介します。

まずは、交際費です。

飲み会が圧倒的に減りました。

東京での会社員時代には、歓送迎会など時事的なイベント以外にも何かしら飲み会が多く開催されていました。私は元々、会社の飲み会に積極的に参加するタイプではなかったのですが、それでも飲み会が圧倒的に減りました。

背景として、地方は車社会ということもあり、飲酒して帰宅するコストが高い(タクシー代など)ことが挙げられます。当然ですが飲酒運転して帰宅するわけにもいかないので、必然的に飲み会の頻度が下がります。

続いて、食費です。

これは前稿 ローカルライフにおける収入アップを考える でも少し触れたのですが、ちょっとした作業のお手伝いのお礼に、お米・お野菜・果物・お惣菜などの食料をいただくことがけっこうあります。スーパーで購入する加工品などの価格は都市と変わらないのですが、地域で関係性を築ければお金をかけずに食料が手に入ることがあります。

また、お昼ご飯を外で済ませる際の単価も都市と比べて安いと思います。

東京・赤坂でランチを食べれば1,000円くらいかかるのが常でしたが、地方の定食屋さんでは600~700円でランチを提供してくれる昔ながらのお店がけっこうあります。

ただし!

車を持たずに地方に移住した際には最初に『車購入費用』という大きなお金がかかるので、その点には注意が必要です。(それに伴い、自動車保険という固定費も発生します)

支出を減らすことによる効果

そんなこんなで、都市から地方に移住してからの支出の変化を振り返ると、車購入費用という特別な支出を除くと、(家計簿を確認しても)固定費・変動費ともに減らすことができています。

前稿の 収入を増やす の記事を読まれた方の中には「自分は独身だし副業もできないから関係ないっす」と思われたかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、どのような方法にしろ支出を減らすということは誰にでもできることだと思います。そして、支出を減らすことができれば確実に手元に残るお金を増やすことができます。

前々稿 お金の公式 に当てはめると、収入を増やすこと と 支出を減らすこと というのは(収入)-(支出)という計算上は同じ意味を持つ事になります。

『毎月3万円収入を増やしてください』という希望を叶えるのはけっこう大変ですが、『毎月3万円支出を減らしてください』という希望は努力すれば叶えることができると思いますし、少なくとも近づくことはできると思います。

そして、『支出を減らすこと』 が 『収入を増やすこと』 と同様の効果があるとすれば、前稿に書いた収入を増やすことによって得られるメリットを享受することも可能かと思います。(感覚的には収入アップ時より実感しづらいと思いますが)

おさらいすると、

①お金が貯まりやすくなる

②心理的に余裕ができる

③時間に余裕ができる

④人生の選択肢が増える

以上のメリットが受けやすくなると思います。

気になる次回は?!

もう全然気になってないかもしれませんが、めげずに予告をさせていただくと

お金の公式 {(収入)-(支出)}× 資金運用率 を踏襲して『ローカルライフにおける資産運用を考える』について考察してみたいと思います。

読者がどんどん減っていっているかもしれませんが、書く気があるうちは書き続けてみたいと思います!

Have a nice day!!