我慢を知らない子どもから学んだこと 移住男子の子育て論 #11

2022.3.24

けんご

 ひさしぶりの子育て論ですね。早生まれだった、うちの子も予定日から換算して1年が経ち、めちゃくちゃ元気に育ってくれています。最近はハイハイで爆走したり、つかまり立ちをしながら移動したり、家で暴れ狂っています。笑

 子どもが生まれる前に、先輩ママやパパに話を聞いた時「子どもから学ぶこともたくさんあるからね~」と、よく耳にしていたのですが、「それってなんなの?」と常々思っていました。今回は僕自身が子どもから「学んだ!」と感じたことを書かせてもらいます!

爆速で成長し続ける子ども

 子どもの成長が早い、ホントに早い。いつも口癖のように1年間言い続けていたと思います。ちなみに最近の我が子はこんな感じです↓

 ついに卒乳(妻お疲れ様!!) → 夜中にぐっすり眠るようになる

 動きまくって筋力がついてきた → 段差を越えたり、扉を開けられるようになる

 好き嫌いがはっきりしてきた → 嫌いなものや人が近くにあると無表情になる


 もっと細かいことを書き出すとキリがないのですが、こんな変化が最近ではみられています。

 当たり前ですが成長によって行動もめちゃくちゃ変化しています。例えば夜眠るようになったことで、自分の寝付きがよいポジションを探るために寝相がめっちゃ悪くなったり、行動範囲が広がったことで何をしでかすか分からなくなったり。

 それに応じて、子どもと寝る部屋のレイアウトを変え、布団を変え、試行錯誤を常にしています。普段生活しているリビングも、勝手に触ると危ないものを手の届かない場所に置けるような部屋の模様替えをこまめに行なったり、子ども用柵の位置を微妙に動かし続けたり、こちらも細かいことを書き出すとキリがないですね。

 「動き出すと大変!」という意味が、物理的に自分が動いたり物を動かしたりする大変さと、変化に対応する内面的な大変さが混在するんだなーと。

我慢を知らない子ども


なんで子どもの成長に応じて、こんなに大人たちが動き回っているんでしょう?

 「親だから動くやろ!」という思考からもう少し考えてみると、子どもは我慢することを知りません、だから嫌なことがあったらすぐにめちゃ泣きます。うちの子は男の子だからでしょうか、いわゆる怪獣みたいにギャーギャー泣きます。笑

 だから大人も動いて変化していくしかないですよね。泣かれたら動かざるを得ないというか、親の本能というか、何とかしようって思います。そしてその原因が何なのかを考えるようになります。

 家の模様替えをも、寝床の確保も、食べる物も、子どもの変化や成長に応じて、僕らは対応し、それが遅れたり察知できていないと、めっちゃ泣かれて強制的に変化を強いられる。

 「わがままやなー。」と感じながらも、別にこれって悪いことじゃなくて、成長している子どもにとっては当たり前のことですよね。よく言う、子どもは食べて寝て遊ぶことが仕事ってやつ。

我慢しすぎる大人


 ふと大人に置き換えてみたとき、我慢することを知ってしまったが故に目の前にあるもので納得しようしていませんか?

 子どもは我慢することをまだ知らないし何もできないから周囲が変化してあげますが、大人だって我慢しているだけで日々色んな変化があると思っていて。子どもと比べて身体的な成長というより、精神的な部分での成長だったり変化が当たり前のようにあると思います。だからそれに応じて生活も変化していくのが当たり前なんじゃないかなと。

 かく言う僕も移住であったり、去年からの変化は、自分の「わがままやなー。」という気持ちに応えて変化させた事の1つだと感じています。大人になればなるほど、責任や立場を考えてしまいますが、わがままでいることが悪いことなのでしょうか。

 僕は、子どもの成長や育児も大事だけど、僕と妻の生活も大切だと思っているので、あくまで家族3人で楽しく生活することを目指して日々過ごしています。だから、僕も妻もできる限り「やりたい!」と思うことを実現できるように考える、だってその方が楽しいし。

 もちろん我慢することで得られることもあるので否定はしませんが、我慢すればいいと考えて何も変化を起こさないのは違う、と僕は思います。周囲も気づかないくらい我慢強くなってしまったら、誰も何も動かない環境が出来上がってしまいそう。

 そんな事を、ワーギャー泣き叫ぶ子どもの対応をしながら、学ばせてもらったのでした。