田舎暮らしあるある「となりのしかたさん」【連載3/5】

2022.3.12

たんぽけライター

市民ライターのヤマダです。お休みの日は、いい年して一日中子供とゲームして奥さんに叱られています。あ~360日有給がありますように。

都会に住んでいるだけではわからない田舎暮らしのちょっとした“あるある”を、ほんわかのんびり伝えてくれる4コママンガ、「となりのしかたさん」。
現在、京都北部にある綾部市のローカル新聞「あやべ市民新聞」で掲載中。

(昨年12月には初の単行化!作者のコメントもたくさん入って素晴らしい出来栄えの一冊です。ぜひこちらからお求めを https://city-news.shop-pro.jp/ )

この連載ではそのなかからちょっとだけ皆さんにその魅力をお伝えしています。
今回はこちらの2本。

これはいわゆる”焚き火あるある”ですね〜。焚き火の煙を避けようと風上に行くと、風向きが変わってまた煙に追いかけられるやつ。キャンプで経験のある方も多いかもしれません。私もそうです。

キャンプの焚き火って、あるとないとでは楽しさが全然違いますよね。私も若いときは、このしかたさんのように煙が逃げても逃げても襲ってきて「うわぁ〜来たぁ〜キャッキャ」とか「ゴホゴホ、目が痛いよ〜笑」などとみんなで笑いあっていたものです。

このヤマダ、田舎暮らしをするとは夢にも思っておらず。草刈りをする、それを燃やすというのが日常の仕事となっていくと、そんな煙臭さもいつもの生活になるわけです。

雑草が繁り始める5月頃には、あっちでもくすべ、こっちでもくすべ。もちろん自分もくすべ。あ、「くすべ」は「草を燃やす」という綾部の方言です。

楽しいというより仕事なわけですね。草刈りって燃やすのも掃除も含めていろいろ大変なんです。

そして自分や近くの畑でくすべ始めて、家の窓を締め忘れるともう大変。この”しかたさんのくん製”だけでは済みません。もう家中がくん製されてしまうので注意が必要です。

でもキャンプの煙の匂いはどうしていい匂いと感じるんでしょうね〜。

車がないと生活できないのが、田舎の難点。我が家でも、夫婦や家族で飲みに行ったりするときはかならずこの会話が出てきます。そしていつも自分があきらめます。(泣)

もし街に、夜走る飲食専用のバスやタクシーがあったら、もっと「呑み」の文化が発展するのにな、といつも思っているのですがどうでしょうか?呑みは仕事でも関係づくりでも、癒やしでも観光でも、街の発展に貢献する大事な文化ですよね。

ちなみにこのしかたさんの「じゃんけんほっ!」はこれも綾部弁。作りが細かい!綾部はジャンケンぽい、じゃないんですね〜。

そしてさらに話は変わりますが、車の経費の話。都会では車を持つとき、家計簿で言えば娯楽費のような分類にされますが、田舎では「車は家賃」。

よく「田舎暮らしはお金がかからないからいいよね〜」と言われますが、家賃についていえば

田舎の家賃= 家賃(家の購入費) + 車購入維持費(大人一人につき1台) 

として都市と比較しないといけません。車が必要な地域だからこそ、その家賃がその値段になっているのですね。

田舎暮らしは本当に安いかどうかわからないなあ、と田舎に引っ越して気がついた私はおっちょこちょいです。(田舎暮らしはしっかり楽しんでいますが!)

それではまた次回。