~丹後暮らしの説明書⑦~ 雪かきのマイルールを作って快適な越冬生活をしよう!

2023.1.26

けんご

 雪ですね、降ってますね。記録的な寒波の割には降水量がさほどなかったので、丹後では例年並みの雪といった感じでしょうか?今回は雪かきに関する暮らしの説明書記事です!昨年にアップをしていた、~丹後暮らしの説明書①~ 雪に備えて楽しんで♩ ホワイトな生活を送ろう、の記事の内容をもう少し雪かきに特化して書いてますので、セットで読んでもらえたら嬉しいです。

雪かきの道具

 まずは道具の紹介から。今回の記事では一般家庭での雪かきを想定しているので、ホームセンターで手に入る身近な道具で出来る雪かきを紹介します!

 とりあえず、スコップですね。雪かき用の幅広のものから、画像にあるようなアルミタイプなど様々な形がこの時期はホームセンターで並んでいます。

雪かき用は左の幅広のスコップがベタ!剣先スコップは穴掘り用ね。

 個人的には、アルミスコップが軽くて頑丈なので重宝しています。幅広のプラスチックのスコップも使いやすいのですが、キツめの負荷がかかると割れやすいので。スコップを使う時は、家の前に屋根から落ちたちょっとした雪をかいたりとか、除雪車が通った後にできた雪の壁をかいたり、車に積んでおいて何か合った時用に使うなど、一本あれば何かと役立ちます。

 次によく使うのはスノーダンプ。この時期は使ってる人たくさんいますね~。スコップよりも大容量の雪を一気にかけて、用水路など雪を逃がす場所までの移動もソリのように滑らせて運搬できるので本当に便利。最近のスノーダンプは持ち手は頑丈だけどダンプ部分は軽い素材で出来ていたりするので、ありがたいですね。お庭や自宅の駐車場なんかをかく時の必須アイテム!

今年新調したマイスノーダンプ。家の近くのホームセンターで買ったよ。

 だいたい雪かき道具といえばこの2つになりますが、個人的には融雪ホースも重宝しています。ホースから水が出て雪かきガンガンしなくても勝手に溶かしてくれるヤツですね。どうしても水道代を気にして使っていない人もいると思いますが、僕は水をたくさん使わずとも、事前に雪かきをした上で使うことで効果を発揮できると感じています。その内容は後述しますね。

こんな感じでホースからピューピューって水が出るホース

 あと、参考までに除雪機についても少し触れます。以前住んでいた家の大家さんが持っていたので使わせてもらったり、近所の人が貸してくれたりもあったので便利さを実感しているのですが、僕は持っていません。

 ホームセンターで20万くらい出せば新品を買えるのですが、今の我が家では必要性を感じていない状況です。というのも、うちの家はちょっとした高台にあり、雪かきをする庭や坂道の傾斜が不規則存在しているので、除雪機でいちいち傾斜に合わせながら雪かきをするよりも、スノーダンプや融雪ホースを使って雪かきをした方が早いし効果もあるなと。燃料費も上がってきているし、年に数回しか使わないので「いざ始動!」と思ってエンジンかけたら、かからなかったりする事もあるのでコスパに見合わない判断かな。

 これがキレイに舗装された駐車場やお庭をお持ちの方で、積雪のたびに雪かきをしっかりやりたいという方にとっては役立つと思います。店舗を運営されていてお客さん用の駐車場を雪かきしないといけないとか、農業で広い農道を除雪しないといけないパターンでも重宝されますね。

うちで実践してみたらこんな感じ

 実際にうちで行っている雪かきをちょっと紹介します。先程書いた通り、うちの家は少し高台にあるので坂道があったり、車を出すのに切り返しに使うスペースも少し傾斜があったりで、ちょっと変則的なスペースになっていると思います。雪が積もった状態ですが、こんな感じ↓。

この日はあんまり積もってなかった

 暮らしの説明書①でも書かれている通り、雪かきはこまめに行うのが基本です。うっすら積もりでも、昼間に積雪が予想されている場合は朝に時間を作って雪かきしておくと夕方帰って来た時に「雪が邪魔で帰れない!ぴえーん」みたいな事になりません。

 ちなみに僕は、朝と夕方と1日2回の雪かきを心がけています。積雪のありそうな朝は早起きして雪かきの時間を確保しておいて、夕方は帰ってから家に入るまでにちょっと雪かきする、くらいのイメージです。よほどの大雪でなければ、ちょっとの労力で行える雪かきを1日2回やることで車を出せない、入れられない、という悲しいことにはならないかなと。

 雪かきのスタートはとりあえずスノーダンプです。お庭や雪かきするスペースの形状によってそれぞれやり方があると思いますが、僕はブロックごとに区切って雪かきをしていくと効率もいいし楽しくできるのでオススメです。

こんな感じで十字にまずは区切ってブロックごとにスノーダンプで雪かき
家の前のエリアを終わらせて~
車のある駐車エリアの前もががーっと終わらせる

 ある程度スノーダンプで雪かきができたら坂道の雪かきに移っていくのですが、ここで今雪かきをしたスペースに融雪ホースを広げて水をまきはじめます。1回雪かきをしているのでホースからちょっとの時間水を流しておけばあっという間に雪が完全になくなって、よっぽのドカ雪が振らない限り、夕方の帰宅時に困ることは無いでしょう。(写真載せたかったけど撮るの忘れた)

 融雪ホースで水を流している間に坂道を雪かきします↓。

こんな感じの坂道を雪かきします~

 ここもとりあえずスノーダンプで雪かき。雑巾がけのように端からガシガシ進めていきます。雪は法面に逃しながら雪かき、雪かき。

うっすら雪は残ってるけど坂道雪かき完了

 坂道の雪かきが終わる頃に、先程からまき出した融雪ホースからの水が坂道に流れ込んできます。ざっくりスノーダンプで雪かきした坂道を、水がじわじわ流れてくるので、こちらも時間の経過と共に雪が全くなくなるので、ここまでやれば1日の雪かきはほぼ完了します。

 こんな感じでスノーダンプを中心に雪かきをしつつ、坂道の下まで除雪車が入ってきてくれて雪の壁がある場合はスコップで壁をどけて車が通れるようにするのが、我が家の雪かきです。融雪ホースで水を出している時間は1時間くらいで、雪かきしたいゾーンはまかなえるかな。

 ちなみに、夜に外出する用事があって帰ってきた時に雪が積もる可能性がある時は融雪ホースを蛇行させて、徹底的に積雪が起こらない状況を作ったりもします↓。笑

こんな感じで設置して外出中は水を出しておく

マイルールを決めて上手く雪と付き合おう

 雪の量が多いと肉体的に大変だったり、朝の忙しい時間にやらないとダメだったり、何かと雪に振り回されるこの時期ですが、予めコントロールできる部分を自分の生活に落とし込むことができれば上手く付き合っていけると個人的には思っていまして。。

 積雪量は正直その瞬間にならないと分からないことが多いし、自然相手のことなのでコントロールなんてできません。繰り返しになりますが、こまめに雪かきすることが大切で、それが朝の時間帯に重点を置くのか夕方におくのか、仕事の合間時間にやるのか、それぞれのライフスタイルによるところだと。

 僕も丹後歴が7年目を迎え、庭の地形とか、道具の使い方に慣れたことで、雪かきに振り回されない生活ができるようになりました。いろんな道具を試してみながら、マイルールを作って雪かきライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?

 そんな事も言ってられないくらいの大雪が降って1mとか積もったしまった時は、たぶん仕事や色んな予定もバラされると思うで、雪かきの事は忘れて鰤しゃぶでもやりながら日本酒飲んで家に籠もってしまいましょう。笑