カメラを買ったけど持て余す理由【カメラと写真の話#4】

2021.10.1

Inamoto Shinya

「最近はスマホのカメラがとても綺麗に写るので、普段使いはそれで十分。だけどInstagramなんかでちゃんとしたカメラを使ってる人の写真を見ると、良いなって思う。そうなると自分も素敵な写真を撮りたくて”カメラが欲しいな”って思うけど、上手く撮れる自信がない」

ここのところ、こんな話をとても多くの方から聞きます。
カメラを買って使ってみたいけど、買った後に持て余すんじゃないか..と。
そこで、今回は「カメラを買ったけど持て余す理由」について考えてみたいと思います。

理由1 「大きい、重い」

正直なところ、この理由で使わなくなった人は多いのではないかと考えています。
「良いカメラ」→「一眼レフカメラ」
というイメージを持っている人が多いと思いますが、実際そこそこのサイズですし、高機能なものは重いというのが一昔前の常識でした。

最近は一眼レフカメラではなく、ミラーレスカメラが主流となり、サイズの小型化が進んでいます。また、コンパクトカメラと呼ばれるレンズが交換できないようなカメラの性能が上がり、驚くほど綺麗に撮れます。
最初のテンションで「これにしよう!」と思ったものより、もう一回り小さいサイズにした方が良いかもしれません。

※一眼レフとミラーレスって違うの?という声が聞こえてきそうなので、このあたりはまた別の機会に書いてみたいと思いますが、違うものです!

理由2 「上手く撮れない」

「買ってみたけど、思うように上手く撮れない!」
というのもよく聞く話。

その理由を考えた時、大きく分けて2つの原因が思い当たりました。

①設定がわからない

カメラのメニュー画面を開くとたくさんの項目があり、難しいと感じる方が大半だと思います。
でもこれは大丈夫!最初は、全てをカメラが決めてくれる”オートモード”を活用しましょう!

ちなみに、TanPokeのInstagramの写真はすべてオートモードで撮っています。
最近のカメラはオート性能がとても優秀なので、完全にカメラに任せてみるというのもアリだと思います。
多分、想像以上にいい感じに撮れるはずです。

その上で「もっとこう撮りたい」という具体的な欲がでてきたタイミングで少しずつ学んでいくのがオススメ。この流れで進めると、カメラを手にするハードルはぐっと下がりますよ。

②撮りたいものに対して機材が合ってない

撮りたい被写体やシチュエーションによって、向いている機材・向いていない機材があります。

例えば”メインの被写体にピントが合っていて、背景がボケている写真”を撮りたい場合、レンズにはF値という明るさを示す数値があり、明るいレンズほどボケます。また、画角が狭いレンズ(望遠)ほどボケます。

逆に”広い風景の端から端までをくっきり写したい!”
という場合には、画角の広いレンズ(広角)で、F値を暗く設定して撮ります。

このように「何を撮りたいか」によって向いてる機材が変わってきます。
その選定を間違えると、いくら努力をしても思ったような写真を撮ることが難しいです。

理由3 「飽きた」

上記二つの理由が重なり、撮るモチベーションが下がった結果、タンスの奥に仕舞われてしまう。よく聞く話です。

おすすめモチベーション維持の方法は、

①カメラ友達を作る

学校でも職場でも、仲間がいると楽しく取り組むことができた記憶はありませんか?
写真も同じで、友達がいるとそれだけでカメラを手にする機会が格段に増えます。
同じ時に同じものを撮ってもなぜか違った雰囲気になるのが写真の面白さの1つ。
友達を作って一緒に撮りに行くと、楽しむ時間が持続しやすいです。

②カメラ、写真について少し勉強してみる

カメラを買うか悩む時「こういうものをこんな風に撮りたい」というイメージがあるはずです。
SNSには設定まで書かれていない場合が多いですが、カメラの雑誌やインターネット上の写真サイトなどには細かく設定が書かれています。そういうところで自身のイメージに近いものを見つけてみましょう。

 まずその設定で撮ってみる
  ↓
 イメージと違う箇所は何が違うのか、設定を色々いじってみる
  ↓
 自分の理想の写真が撮れる
  ↓
 楽しくなってまた撮りたくなる

こんな風に、よい流れができると上達が早くなると思います。

とりあえず使ってみる

個人的には興味があるならチャレンジして欲しいですが、安い買い物ではないので、買ったけど持て余すという結果にはなってほしくないと思います。でも正直なところ、買って使ってみないとわからないのも事実。

そこでハードルを下げる方法を考えました。

①借りるという方法もある

最近はレンタル業が普及してきているので、検索したらたくさんのカメラレンタルがヒットします。そこで気になる本体やレンズを試してみて「これがいい!」と感じたものを購入すれば、タンスの肥やしになる危険性はかなり低くなります。

②買ってダメなら売る

「高かったのに使っていない」というのは”もったいない”の精神をかなり突いてくることだと思います。それがストレスになるなら、売ってしまうのも手!
カメラは需要があるので、状態がよければ高値で売れる場合が多いです。

そのあたりを踏まえ、選ぶポイントとして

 ・なるべく新しいものを買う

 →日進月歩でカメラの性能が向上しているので、新しいものの方が性能がよく、売却もしやすい。

 ・中古で状態が良いものも選択肢に入れる

 →中古で購入後、短期間で売却した場合、ほとんどコストをかけずに試せる可能性も。※責任は持ちません!

上記を念頭に置いて購入すると良いかもしれません。

まとめ

安いものではないので、使いこなせなかった時を考えると、購入をためらいますよね。
この記事が少しでも悩んでいる方の役立つと嬉しいです。
もし「もっとこういうことが知りたい」ということがあれば、TanPokeの公式LINEにご連絡ください。可能な限りお力になります!

カメラを手に入れた暁には、どうぞ素敵なカメラライフを!!