春だなぁ〜裏山の花を生ける休日
2021.3.30
川口優子
こんにちは。グラフィック・Webデザイナーの川口です^ ^
丹後は四季が美しい。それを肌で感じられるのはとても幸せです。
わが家の裏山は、20年くらい前、花粉の原因になるスギやヒノキを伐採し、整地しました。母はそこに落葉樹などを植えて、公園のようにして楽しんでいます。春になると、ミツマタやアセビ、ミツバツツジ、ヤブツバキがたくさん咲きます。
「そんな自然を飾りたいな~」と、裏山の花を生けることにしました。嵯峨御流をやっていた母に教わり、趣味で始めた生花。買ってきた花を生けるのもいいですが、自分で野山から花材を探して生けるのはもっとおもしろい! だって、「何を主役にしようかな」「この曲線がいかせるかな」なんて考えながら、自由につくっていくことができるんだから!
自然の香りいっぱいの花材
ミニノコギリを片手に持った母とともに、早速裏山へ。この冬は雪がたくさん降ったので、木の枝が多少折れてしまっています。そんな枝を剪定しながら、花材を集めます。
ミツマタが咲いています。きれいだなぁ。
アセビも絵になる気がする。
紅アセビも見事。
枝が折れてしまっているので、この辺りから拝借。
おおっと。雪で倒れてしまっているぞ。
こういう木の根っ子?も花材にいいかも。
スミレも咲いています。
スイセンも顔を出してます(写真後ろからですいません)。
こんなに花材が集まりました!
ポイントは「自然の形を活かすこと」
コーヒーブレイクの後、まずは花器をセレクト。今日の気分はこの3つかな。
では、生け花開始です。
嵯峨御流の型はあるのですが、その型を意識しつつ、自由に生けていきます。
試行錯誤の制作過程は、鶴の恩返しばりに隠しますが、ああでもない、こうでもない、と結構苦労してやってます笑
母曰く、ポイントは「自然の形を活かすこと」。雨や雪といった自然の中で育つことで生まれた枝の有機的な曲線は、売るのを目的に作られた整った花とはまた違い、なんとも味があります。
集めた花材をじーっくり見て、形としておもしろそうなところを選び出す! 最初は難しかったですが、今はどんな曲線が絵になるのか、なんとな~く分かるようになって来ました。分かるようなると、だんだんお花を生けるのが楽しくなってきましたね。
完成しました!
見てください、この見事な曲線美!笑
もうひとパターン。
自然を感じたひと時でした!