お金のぽけっと #2 ローカルライフにおける収入アップを考える

2021.5.22
ハラコー
こんにちは。
生きていく上で欠かせないものの1つが「お金」だと思います。
TanTanPocketの記事の中でもお金に関するポケット「お金のポケット」と題して、思う事をつらつらと書いてみようと思います。
※この記事を読むことでポケットマネーが増える!なんてことは期待せず、「ふーん、そういうこともあるかもね」程度に読んでいただけると幸いです。
前回の記事では、『お金の公式について考える』を書かせていただきました。未読の方はまずそちらをご覧いただければと思います。
都市暮らしと地方暮らしの収入
私は京丹後に移住する以前は東京で5年ほど働いていました。
その前は6年ほど福岡で働いていました。
典型的な都市型の生活から、地方暮らしにライフスタイルを大きく変えることになりました。
地方移住に伴い、新卒から10年以上務めた会社を退職し、地方で新たな仕事に就きました。
残念ながら、私自身の年収は少しばかり下がることになりました。
しかし、実は世帯収入は少し上げることができています。
都市暮らしにおける子育ての課題
私はいわゆる「転勤族」のサラリーマンでした。
妻は結婚を機に勤めていた企業を退職し、福岡でパート勤めとなりました。
また、出産を機にパート勤めも辞め、専業主婦を約10年間担うことになりました。
専業主婦になったのは、希望してそうなったというわけではなく、パート勤務では育児休職などの制度が利用できなかったことが理由です。
また、専業主婦歴が長くなったのは、子どもを保育園に預けることができなかったので専業主婦を続けざるを得なかった、というのが正しい表現となります。

ニュースなどで目にすることもあるかと思いますが、都市の保育園は常に満員状態でなかなか入園できません。
入園できるための実質的な最低条件は「共働きであること」
なので、専業主婦の状態から子どもを預けようとしても保育園に入所できる可能性はゼロに等しいです。
そんな理由から
①保育園に子どもを預けることができないので、仕事に復帰することができない
②仕事に復帰することができないので、保育園に子どもを預けることができない
そんな感じで、①→②→①→②・・・と無限ループに陥ってしまい、10年もの間、専業主婦として家事と育児を担ってもらう事になりました。
私はこれを『都市暮らしの罠』と表現していいと思っています。
※『私立の保育園があるのではないか」というご意見もあるかもしれませんが、パート勤めの給料と匹敵するほど費用が高いので我が家は断念しました。
地方は子育てしやすい & 働きやすい
地方に移住して驚いたのは、私も妻も仕事が決まっていないのに何の問題もなく保育園に入園できるということでした。(3カ月以内に仕事に就き就労証明ができればよい)

子どもを保育園に預けられるということは、大きなメリットです。
おかげさまで、妻は10年ぶりに社会復帰することができ、パートながら再び仕事に就き収入を得ることができています。
毎月ほぼ定額の給料をもらっているサラリーマンが収入を増やすことは容易ではありません。
なんとか収入を増やすために不要と思われる残業をする「生活残業」と呼ばれるものも、昨今の働き方改革の流れによって困難になってきていると思います。(個人的にはそういった悪しき習慣を一掃することには大賛成)
そんな中、夫婦で働いて世帯収入をアップさせるという手段(ダブルインカム)は大いに有効です。
ずっと地方で暮らされている方にとっては「あたり前」に感じていることかもしれませんが、都市から来た身として、これは大変ありがたいことだと感じます。
副業・複業ができるようになった
都市で会社員として勤めている時には、本業以外の仕事をすることが現実的ではありませんでした。
会社への申請手続きが煩雑、時間的な余裕がない、依頼主との関係の作り方が分からない、、など理由はいろいろ挙げられるかと思います。
しかし、地方に移住した時点で副業を持つ事や、ポートフォリオワーカーと呼ばれる複数の仕事をかけもちすることを視野にいれていたので、今の仕事の雇用契約を結ぶ際に予め副業可能とさせていただいていました。
そのおかげで、時々ですが副業でお仕事をさせていただく事が時々あります。
これまでに
- 地方移住イベントで「移住経験者」として登壇するお仕事
- 地域のおじいちゃんにマンツーマンでパソコン教室をさせていただくお仕事
- 企業の人材育成研修の講師をつとめさせていただくお仕事
などのご相談をいただきました。
報酬はバラつきがありますが、数千円~数万円程度といった感じです。
お金が発生しないお仕事もありました。
例えば、米作りの手伝い(田植え、草刈り、稲刈など)のお仕事では、報酬としてお米を現物でいただきました。
そんなこんなで、私の場合は地方暮らしによって(私自身の本業による収入は減ったものの)世帯収入を増やすことができ、さらには副業による収入も少しずつですが得られるようになりました。
収入が増えることによるメリット
あえて文章にする必要もないかもしれませんが、収入が上がることによるメリットを整理したいと思います。
①お金が貯まりやすくなる
収入が増えるとお金が貯まりやすくなります。
ただし、お金が貯まる条件は「支出を増やさなければ」という条件が伴います。
当たり前のことですが、収入が増えたからといって増えた分を使ってしまえば手元に残るお金は変わりません。
以前の記事にも書きましたが、お金の公式の中にある(収入)-(支出)を大事にする必要があります。
それを見失いさえしなければ、収入が増えればお金が貯まることに直結します。
②心理的に余裕ができる
お金が貯まりにくい状態は、不安を生み出してしまうことがあるかと思います。
逆にお金が貯まりやすい状態が作れれば、「まぁ、なんとかなるか」という心理になりやすいと思います。
私の場合、都市暮らしの時には私1人の収入に依存した状態だったものが、共働きになったということもあり「サイアク私が仕事を失っても、妻の収入があるからすぐに飢えたりしない」と思えるだけでも随分と気持ちはラクになりました。
③時間に余裕ができる
心理的な余裕ができると、仕事に追われることが少なくなります。
少なくとも「お金が必要だから」という理由で仕事をする必要性が低くなるので、シャカリキに働かなくても大丈夫という状態が作れると思います。
だからといって、ギャンブルや飲み会で時間とお金を浪費してしまっては元の木阿弥となってしまうので、創り出した時間は大切な人との時間に使ったり、自己啓発などに努めることをオススメします。
④人生の選択肢が増える
心理的にも時間的にも余裕が生まれると、人生の選択肢が増え自由度が上がります。
少なくとも、自分の人生について考える余裕が生まれると思います。
お金に余裕ができ、心に余裕ができ、時間に余裕が生まれれば、もっと良いライフスタイルや生き方に向かっていく機会を作りやすくなると思います。
気になる次回は?!
全然気になってないかもしれませんが、まずはここまで読んでいただきありがとうございます。
お金のポケット #1 お金の公式について考える にも書かせていただきましたが、お金のことを考えるにあたっては
①収入を増やす
②支出を減らす
③資金運用率を上げる
の3点が重要だと思っています。
今回は①収入を増やす について自身の経験と気づきを記事にさせていただきました。
次回は②支出を減らす について書かせていただければと思っています。
ご興味がある方は読んでいただけると幸いです。
Have a nice day!!