田舎暮らしあるある「となりのしかたさん」【連載4/5】

2022.4.2

たんぽけライター

市民ライターのヤマダです。子供とキャッチボールするときは回転をかけて相手がとりにくくしたりして楽しんでいます。

都会に住んでいるだけではわからない田舎暮らしのちょっとした“あるある”を、ほんわかのんびり伝えてくれる4コママンガ、「となりのしかたさん」。現在、京都北部にある綾部市のローカル新聞「あやべ市民新聞」で掲載中。
この連載では、いままで公開された「となりのしかたさん」から、ちょっとだけ皆さんにその魅力をお伝えしています。

今回はこちらの2本。

今回は首を寝違えて苦しむしかたさん。奥さんに湿布をしてもらっているときにも帽子をかぶって、チャーミングポイントの作業着は欠かさない心構えです(笑)。

話しがかわりますが、以前私も1年くらい腰痛で苦しんでいた時があります。何をするにも立ったままでは30分しかもたず、そのあとあまりの痛みに、2時間は轢かれたカエルのように仰向けになって気を失っていました。誰かに呼び止められるとこの最後のコマのしかたさんのようにヘンな動きになって、よっこいよっこいカニ歩きで体の向きを変えていました。

腰痛は大変な状況ではありましたが、田舎暮らしが基本的には車での移動が主だということにはとっても感謝しました…。

今回のしかたさん、こんな寝違えでも鍬(くわ)をふるってすごい馬力ですが、人に声をかけられ、首のせいで不思議な格好に。体を支える鍬がプルプルと震えているのが笑えてしまいます。

これはしかたさんの作品の中でも大好きな1本。これぞ地方!と笑えてしまう、まさに「あるある」なネタをおもしろく取り上げてくれています。
みなさんご存じの通り、地方では家系の枝分かれが数百年と続き、また都市部ほどの流入もないので、同じ名字の人が多くいます。

この地方は橋本さんばっかり、この地方は金田さんばっかり、この地方は郷原さんばっかり・・・。
そして筆者やしかたさんの住む京都府綾部市で多い名字は、1位「四方さん」、ほか「大槻さん」「塩見さん」。
さすが田舎暮らしのあるあるを紹介するマンガの主人公、名前から「あるある~」です。(これは綾部にいる人にしかわかりませんが…笑)
だからもし綾部に来て誰かがとなりにいたら、それは「四方さん」の可能性大です。

今回のマンガの、この受付の方、表示に「市民」とあります。これはおそらく市役所の「市民・国保課」でしょう。綾部に新しく来た方なのかもしれませんね、かわいそうに何度呼び直しても目的の人が来てくれません。最後はヤケになって手当たり次第に情報を出してくるところが笑えてしまいます。

それではまた次回。