チョコレート色に合う色は?バレンタインにおくる配色パレット

2022.2.14

川口優子

こんにちは。仕事ではデザインをやっている川口です^ ^ この特集では、私がエンカウント(遭遇)したちょっと気になるデザインを、私視点で紹介していきます。

今日はバレンタインですね! バレンタインといえば、チョコレート。疲れた時など、ついつい食べちゃいます。

おいしそう。

今回は、この「チョコレートの色」にスポットを当ててみました!

チョコレート色ってどんな色?

ひとくちにチョコレート色といっても、みなさんの頭に浮かぶ色はさまざまかもしれません。ノーマルなミルクチョコレート、大人の味のビターチョコレート、あま〜いホワイトチョコレート。明るい色?暗い色?茶色の定義って?

なので今回は、次のような色を「チョコレート色」と定義したいと思います。
色には「色名」というのがあって、JIS規格で定められています。身の回りにあるものや自然や動物、植物などからつけらた名前を「固有色名」というのですが、その中でも、特に日常的に使われていてみんながイメージできるものを「慣用色名」といいます。チョコレートという色は「JISの慣用色名」にもあり、ここでは「ごく暗い黄赤 10R 2.5/2.5(マンセル値)」となっています。今回はこの色の配色を検証してみたいと思います^ ^

今回定義するチョコレート色

まとまりのある配色

まずは、チョコレート色と組み合わせて「まとまりがある」と感じられる配色例です。

●色相とトーンが似ている配色

色相とトーンが両方似ている配色にするとかなり落ち着きがでます。

●色相が似ている配色

色相が似ていてもトーンで差をつけると、メリハリが少し出て動きが感じられます。

変化のある配色

次は、チョコレート色と組み合わせて「変化があるな」と感じられる配色例です。

●色相が対照的な配色

似たトーンですが、色相に対照性をもたせると変化がうまれます。

●色相もトーンも対照的な配色

ここが一番変化が出る配色です。チョコミントのような感じ。大人っぽいですね。

「まとまり」も「変化も」、アリ!

チョコレートをラッピングするリボン。ケーキを食べるお皿。一緒に飲むドリンク。世界は配色であふれています。そんな世界に少し目を向けて、色を楽しむ生活もアリかもしれませんね^ ^

【特集】今日もデザイン・エンカウント 記事一覧はこちら