初めてなのに9㎏の梅干し作りに挑戦!
2023.8.14
川口優子
わが家の梅干しは、毎年お友だちに頼んで手作りしてもらったものを購入しています。が、「今年は(まだいっぱいあるから)作らないのよ」と言われてしまい(悲)、それならばと、挑戦してみることにしました!
これがこれが、やってみると難しくって。いやぁ、梅干しって、まじで手間がかかるんですね。。。
目次
大量の梅をいただく
「梅干しを作りたい」と話すと、「どうぞどうぞ」「うちは作らないから」などの理由でやってきた、大量の梅たち。その量、約9㎏。袋いっぱいの梅を眺めながら、「これが梅干しになるのか~楽しみだな~」と浮かれていたのですが、第一工程である「きれいな梅の仕分け作業」をやり始めて、ふと気がつきました。
「これ、量、多くない?」
お友だちにも確認したら、「初めてでいきなり9㎏は多いよ」とご指摘が。確かに、Webで「梅干しの作り方」を調べても、レシピは3~5㎏の分量で書かれています。(実際作って思ったのですが、最初は5㎏くらいがベストだったかも)
「この量、失敗するわけにはいかないぜ」と、心に誓ったスタートです。
6月18日(0日目):梅を選別し、15%の塩でつける
梅は、青いものより、黄色味がかった「完熟」の状態まで待つのがよいとのことで、いただいた日から少し経ってから、作業開始です。
「キズがついている梅を使うと、そこからカビがきてダメになる」とのことなので、まずは、いただいた梅を仕分けします。「キズの度合いが分からないなぁ」と思いながら、とりあえず「わたし基準」で分けていきました。大量の梅に多少の虚無感を覚えながら、作業すること約1時間。何とか終了できました。キズがついた梅は、「梅ジャム」に加工すればOKとのこと。
仕分けがすんだら、梅を水洗いします。キズがつかないように、丁寧に作業します。洗えたら、竹串なんかで「ヘタ」を取ります。
今回は、わが家にあった「甕(かめ)」につけていきます。5㎏と3㎏のが2つあったので両方使いましたが、それだけでは足りなかったので、ガラス瓶と保存袋にも入れました。
甕は、梅を入れる前に、ホワイトリカーで消毒します。
梅に対して15%の塩を準備します。思った以上の量、梅干しって、こんなに塩を使うのですね。。。
甕に、梅と塩を交互に入れていきます。
(淡々と作業をしているようですが、ネットで検索したり有識者さんたちに聞き取り調査を重ねたりしながらここまでたどり着いていますので、もうメンタルヘロヘロです)
入れたら、「中蓋」をし、その上に「重石」を乗せ、ひとまずできあがりです。
あとは、数日経つと「梅酢」が上がってくるらしいので、それをひたすら待ちます。
6月23日(5日目):「梅酢」確認!
無事に梅酢が上がってきたのを確認しました!! よかった!!
カビも来ていないようですし、第一段階突破です!!
6月27日(9日目):20%の赤紫蘇を入れる
次のステップは、赤紫蘇を入れることです。
「梅の20%の赤紫蘇を入れる」とのことなので、まずは分量をはかります。
はかった赤紫蘇を、2〜3回きれいに水で洗います。
洗ったら、ぎゅっと絞って水気をとります。それを、赤紫蘇の20%の塩でよく押し揉みします(塩は一気に入れないで、2回に分けて作業すると良いみたい)。水分が出なくなるまで、ぎゅっぎゅと15分ほど絞り続けます。
なんとか赤紫蘇の塊が完成しました。それを甕の中に入れ、梅酢となじませます。ひたひた、いい感じで梅干しがつかっています。中蓋と重石をし、蓋をします。
ここまできたら、しばらく放置です。
7月29日(32日目)〜:3日間の「土用干し」
およそ一ヶ月後。梅は、赤紫蘇でいい感じに染まっていました。このまま「梅漬け」として食べるのも良いらしいのですが、やはり、目標は「梅干し」をつくること!!。梅雨が明けた夏の土用の時期に、3日間、お日様の下で干しました!
梅を干す籠がなかったので、ホームセンターに買いに行きました。行ってびっくり!なんと、籠に「虫除けネット」が付いているタイプがあるじゃあないですか! 正直、食べ物を外に放置することに少し抵抗があったのですが、ネットが付いていたら、虫が来たりゴミがついたりすることもないので、安心ですね!
9㎏もあるので、3回に分けて干しました!
長かったですが、無事に終了。
8月9日(42日目):瓶に戻し、完成!
干した梅を、梅酢と一緒にガラス瓶に戻します(ちなみに、梅酢も天日干ししました!)。甕ではなく瓶にしたのは、梅干しの様子がよく分かるように、との気持ちから。
戻して、数日経ったものがこちら!!▼▼
見てください!このすばらしい出来を!! 鮮やかで、とってもきれい!
あとは、このまま3〜6ヶ月くらい保管すると味がなじんできてさらにおいしくなるそうです。
盛り付けてみましたが、もう大満足の出来です!
9㎏の梅にどうなることかと思いましたが、自画自賛したくなる見事な出来栄え!
あぁ、しあわせだなぁ。