~体験レポ~レトロすぎるスポット「ドライブインダルマ」

2021.7.22

Inamoto Shinya

レトロなものって、なんか良い。

東京タワーとスカイツリー、どっちが好きですか?
こう尋ねられたとしたら、私は即答できません。東京タワーの無骨な感じもいいし、スカイツリーのスタイリッシュな風貌も捨てがたい。でも、本当に個人的な好みだけで言うと、東京タワーが僅差で勝利です。それはきっと、私がレトロなもの好きだから。

東京タワーができた当時のことなんて知らないけど、情報として知っている昭和30年代の世界が浮かんできて、不思議と懐かしい気持ちになるのです。

あなたはレトロなものに良さを感じますか?
実は丹後半島に、そんな懐かしい気持ちにさせてくれる場所があるとの情報が。久しぶりにレトロを楽しみたくなり、訪れることにしました。

レトロ自販機の聖地「ドライブインダルマ」

その場所の名前は”ドライブインダルマ”。

178号線を宮津市から舞鶴市方面へ走っていると、左側に現れます。看板のフォントからもう昭和感いっぱいの雰囲気。外の自販機は新しいものなので、求めているものは中にあるようす。わくわくしながら店内へ入ってみます。

薄暗い中、目が慣れてくると並んでいる自販機が目に留まります。瓶の飲料を売る自販機、カップヌードルの自販機、ハンバーガーやラーメンの自販機まであります!気になる!

一気に楽しい気分になり、まずは瓶のコーラを買ってみることに。
「ゴトン」という音と共に現れる、瓶のフォルムがたまりません。栓抜きは自動販売機にあいている穴がその役目を果たします。栓をひっかける時とカパッと開く時の感覚がまた良き。口に含むとプチプチとした甘さが喉を刺激していきます。瓶入りの飲料って、なんでこんなにおいしく感じるのでしょうね。

引き続き店内を散策していると、平日にも関わらず結構お客さんがやってきます。

そして、皆さん自販機のうどんやラーメンを食べています。
自販機には27秒の表記。驚異のスピードです!

私はすでに昼飯を済ませてあったので、他の人が購入するのを後ろから興味津々に覗きます。一体どうやって提供されるのか…

麺が入った器がスライドで降りてくる

湯が注がれ、斜めになった器から湯が切られる

もう一度湯が注がれ、湯切り

出汁が注がれて

器が推しだされて、完成!すげー!

さすがに後ろから写真を撮るわけにもいかず文字だけになって大変申し訳ない。
次回は僕も食べようと思いますし、皆さんも訪れた際はチャレンジしてみてください!

レトロは自販機だけじゃなかった!

お腹が満たされたので店内を見回してみると、奥の方はゲームコーナーになっています。
いそいそと足を踏み入れると、平成初期に人気があったであろうアーケードゲームやレーシングゲームの筐体が。定番のインベーダーゲームやパックマン、景品が取れてもどうしていいかわからないようなクレーンゲームなどをこれまたゆるゆるの財布で楽しんだ結果、手持ちの小銭がなくなって妻に笑われました。

少しづつ楽しみたい

今回は自販機とゲームコーナーだけの訪問でしたが、お隣にある食堂も気になります。そうやって、敢えて少しだけ次回のために楽しみをとっておく。予算不足で買えなかった駄菓子を次回買いにいこうと心に決めるように、待つと一層次が楽しくなるような気がします。飽和な今だからこそ、欲張りすぎないように。


ドライブイン ダルマ
京都府舞鶴市字丸田822-1
TEL:0773-82-0213
営業時間:8:00〜18:00
定休日:水曜