但馬にあるめっちゃでかい大仏さん知ってます?

2022.6.27

たんぽけライター

兵庫県道の266号線、4号線あたりを走っているといきなりでっかい建物が目に入ります。

この辺、丹後からだと少し遠いかな?

ここにあるのが但馬大仏・長楽寺というお寺です。

こちらがお寺の入口。小さく写っている妻と比べるとどれだけ大きいのかわかると思います。

長楽寺は1300年ほどの歴史があるお寺で、教科書でも有名な行基が薬師仏の尊像を安置したことが始まりとのこと。度重なる火災によって多くの建物や文化財が焼失したそうですが、その都度再興され現代にいたるそうです。

鮮やかな仁王像
見事な五重塔!なんと日本で2番目に高いらしい。
こんな感じで中に入ることができて階段で上まで登ることもできます!
五重塔の最上階からの景色。緑が映えます。

そして、五重塔の奧にある建物(大仏殿)の中に、今回の主役であるめっちゃでがい大仏さんがおられます。

ピッカーン

3体おられる大仏さん全てが奈良の大仏さんより大きいそうです…!

金ぴかのお肌はもちろん金箔。3体で132万枚の金箔が使われているそうです。

大きな大仏さんの後ろには小さな仏さんもおられます。

小さくてかわいい

さらに壁面にもびっしり。

数えきれないくらいたくさんいます。

ところで再興されたとはいえ、いろいろ規模が大きいと思いません?

境内にある案内板によると、元の長楽寺は今よりもっと小さかったそうですが、昭和61年ある人物の登場により、長楽寺は現在の形になったそうです。

その人物というのが、相互タクシー(株)という会社の創業者である多田清氏です。

境内にある多田清氏の胸像(業界のドン感が凄い)

なんとこの多田氏、200億以上の私財を投じてお寺を拡充したそうです!しかも拡充に費やした歳月は7年とのこと。しかし残念なことに多田氏は大きくなった長楽寺や金ぴかの但馬大仏を見ることなく、平成3年にお亡くなりになられました。

入り口にある巨大な石碑。裏にもしっかり名前が掘られてました。

ちなみに多田氏は福井県勝山市にも同じような建物を建設しておられ、なんと近くにお城も建てちゃってます!

巨大な大仏殿。但馬にあるものより大きいかも。
めっちゃでかい天守!歴史的にはこの場所に天守があるお城は無かったそうですが。

近くに有名な恐竜博物館も近くあるので、一緒に回るといいかも。

話が逸れましたが、いろんな意味で規格外の長楽寺・但馬大仏は寺社仏閣好きはもちろん、巨大建築物が好きな人にもおすすめするスポットです!

但馬方面に行くことがあれば、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。独特の雰囲気が味わえますよ♪