垣中(かきなか)のアイスキャンデー #願いがひとつ叶うなら

「願いがひとつ叶うなら、何をお願いする?」

いきなりの質問に戸惑いながら妻の方を見ると、何やら折り紙をしている様子。
願いより折り紙が気になって覗き込んでみると、七夕用の飾りを作っていました。

「もうすぐ七夕だけど、あなたは何をお願いするの?」

どうやら妻は、短冊に願いを書いてほしいようです。
(※今月のお題はこの会話で決まりました)

願いがひとつ叶うなら

最近白髪が気になる私。短冊だろうが絵馬だろうが、願い事を書くなんていつぶりだろう。そして、アテのない願いを考えることすら、いつぶりだろうか。

「そんなことはどうだっていいから、早く願いを書け!」

と言われないうちに何か考えねばと、自分の中にある願いを探します。
カメラが欲しい.. レンズが欲しい.. PCが欲しい..
日頃からの物欲が最初に浮かんできます。ただ、そんな面白くない願いを書きたくはない。
物欲以外の願いを探した結果、子どもの頃に大好きだった地元スーパーの唐揚げが食べたい!という願いが浮かびました。その唐揚げは、肉がほとんどついていない手羽元を衣でかさ増ししたもの。こう書くと全く美味しそうに感じないのですが、この衣がクセになる味付けで近所の子ども達は全員大好きだったと言っても過言ではない程。
残念ながら、このスーパーは10年以上前に閉店しており、個人商店だったためその味を引き継ぐ先もありませんでした。

あの唐揚げがもう一度食べたい。今食べても美味しいと思うのか、食べられないと思うから余計食べたくなるのか、確かめようのない懐かしい記憶と共に、今年の七夕にはそんな願いを書こうと思います。

垣中(かきなか)のアイスキャンデー

この話を妻にすると、

「網野にも垣中ってお店が昔あって、夏はアイスキャンディー、冬は回転焼を売ってたよ。確か『アイスキャンデー』『平和焼』って書いてあったと思うけど。私も垣中のアイスキャンデーをたべたいなー!」

一体その『垣中のアイスキャンデー』とはどういうものなのか、興味が湧いたので詳細を聞いてみると

①砂糖と乳製品だけを凍らせたような、とてもシンプルな氷菓
②ミルク味とあずき味がある
③木の棒付きアイスキャンデーで、円柱型ではなく、平たい
④牛と星が描かれたビニール袋に入っている(尚、使用色は赤と青らしく結構攻めたデザイン)
⑤硬いのでしゃぶって食べるイメージ
⑥カップに入ったアイスクリームもあった

とのこと。どちらも素朴な優しい味だったそうです。キャンデーは1本80円か90円くらい、アイスクリームは120円か130円くらいで購入できたらしく

「今なら全種類を大人買いする!」

と、妻は鼻息荒く宣言していました。この垣中のアイスも地元の人に愛されていましたが、残念ながら7~8年程前に閉店したそうです。私の思い出の唐揚げと重なり、昔ながらのお店がどんどん無くなっていく現状に少し切なくなりました。

復刻企画をやりたい!

ついでにもうひとつ、この記事にも願いを書いておこうと思います。

「垣中のアイスキャンデーを復刻させたい」

TanPokeでは色んな企画にチャレンジしたいと考えており、どこかのタイミングで実現できたら良いなと思います。そして、妻やその味を知る読者の方々と一緒に食べれたら最高だなと。

今年ももうすぐ七夕です。
皆さんは、どんな願いを短冊に書きますか?