月刊てんとうむし畑たより 第101号

春は種まきの季節

冬の間は寒すぎるし、畑も雪におおわれているので種まきも限られてしまいますが、旧暦の新年を迎えれば次々と種まきが始まります。春、夏に向けて毎週いろんな野菜の種をまきます。こまつな、ほうれんそう、レタス、キャベツ、ラディッシュ、トマト、なす、ピーマン、万願寺とうがらし、きゅうり、かぼちゃ・・・(まだまだたくさん)。

 土をまいて、すぐ発芽する野菜もあれば、なかなか発芽しない野菜もあります。なかなか発芽してくれない野菜のタネは、条件の良い時だけ発芽できるよう、たいてい発芽抑制物質に覆われています。

 野菜の種類によって種が発芽するための条件もいろいろです。ほうれんそうや人参の様に、雨季・乾季のある地域が原産の野菜は乾季に発芽したら大変!

そこで、雨季のたっぷりの雨で発芽抑制物質が洗い流されて発芽します。ほうれんそうや人参は、たっぷりの水やりで発芽させるのです。トマトやかぼちゃの様に、鳥や獣に食べられることで子孫をあちこちに広げる野菜は動物のお腹で消化されることで発芽抑制物質が取り除かれます。

こういう野菜は、食べてウンチから種をとるのが一番。でもそういう訳にはいかないので、種をゴシゴシと洗います。特に、暑い夏が好きなピーマン、トマト、なす等は、25℃以上の温度がないと発芽しません。そこで、発芽抑制物質を取り除いた後、濡れタオルにくるんで腹巻に入れて、2〜3日お腹で温めます。

その間は怒ったり悲しんだりすることは厳禁。いつもニコニコ、楽しく過ごします。なぜって?だってお腹に巻いている種にも人の感情が伝わるのですから。この2〜3日の間だけでなく、畑に行く時も野菜と接する時もスタッフはいつもニコニコ楽しく過ごしていますよ。

 2月27日は満月。月の暦に合わせて、夏野菜の種まきをするので満月の少し前にお腹にまきます。全ての生き物は月の満ち欠けに合わせてバイオリズムがあるそうです。助産師さんにこの話をしたら、「そうそう、満月と台風の近づく頃は、赤ちゃんの生まれる確率も高いのですよ。」と仰っていました。

人間もまた同じなのですね。

「2021年2月第101号(2/20)月刊てんとうむし畑たより」から一部抜粋