Precious Plastic Tangoの挑戦 #1 ~ゴミを価値あるものに生まれ変わらせたい~

2021.9.22

ハラコー

TanTanPocketで以前紹介させていただいた”八隅孝治さん”の新たなチャレンジを連載記事としてお送りしたいと思います。

このチャレンジの主人公”八隅孝治さん”をご存じない方に、ひと言で彼を紹介すると『海のゴミ拾い大好き人間』です。
「なんじゃそりゃ?!」と思った方は、まずは過去の記事から読んでいただけると幸いです。

Precious Plastic Tangoの新たなチャレンジ

前回の記事以降、八隅さんはプラスチックごみを活用した製品開発に取組んできました。

マーブルタイル、イヤリング、キーホルダー、スマホスタンドなど・・。

これらの商品に加え、新たに大きな製作物にチャレンジしようとしています。

それが『Precious Plastic Dome(プレシャスプラスチックドーム)』です。

dome-p-2000.jpg
Precious Plastic Geodesic Dome

画像出展:http://sarahgarrison.co/precious-plastic

このドームをプラスチックゴミを活用して創るというのが今回の新たなチャレンジです!

どうやってこんな大きなものを作成していくのでしょう?

そして、なぜこれを作ろうと思ったのでしょう??

なぜPrecious Plastic Domeを作るのか

このPrecious Plastic Domeの作り方はオープンソースとなっており、図面などはインターネット上で公開されているのですが、これまで作成してきたアイテムに比べて大がかりなものになるため、これまでのように1人で突破することは難しいそうです。

しかし、八隅さんはこの挑戦について

『ゴミ問題や自然環境についてもっと多くの方に関心を持ってもらいたい』
『”よい事をしているから~”という理由だけでなく、価値あるものを創りたい』
『自分自身の可能性をもっともっと広げたい』

『やりたいことは自分たちの力で実現できる!!ということを、特に子どもたちに伝えていきたい』

と意気込みを語ってくれました。

しかし、このドームにどのような活用方法があるのかについては手探りな部分も多いそうです。

アイディアとしては、

■テントカバーを被せ、テントとして販売・レンタルする
■子ども向け海岸清掃イベントの際のシェルターとして利用する
■Precious Plastic Tangoのショップ会場として利用する

・・・などいろいろな可能性を含んでいるようです。

八隅さんいわく

『どんな方にどんな使われ方をするのかも含めて、試作づくりとフィードバックを繰り返しながら商品開発と自分のスキルアップを目指したい』とのこと。

チャレンジの今後

このチャレンジが成功するのか、失敗に終わってしまうのかは分かりません。

なぜなら、このチャレンジは現在進行中のプロジェクトなので、どのような結末を迎えるのかは、誰にも分からないからです。

ただ、この挑戦を進める八隅さんが大切にされている考えの中に【YOLO】という言葉がありました。

『You Only Live Once

『人生一度きり』という意味です。

どこかで聞いた事がある言葉かもしれませんが、私たちはその言葉を普段どれくらい意識して生活できているでしょうか?

本当にその言葉を心に刻んでいれば、どんなチャレンジも成功するか失敗に終わるか以上に大切なことがあるように感じます。

たんぽけはそんな彼の言葉に感銘を受け、彼のチャレンジを応援しています。
(そして、成功してほしいと思っています!)

なので、読者の皆さまにこのチャレンジの事を知ってもらえると嬉しいです。
そして、読者の皆さんには感想やコメントをいただけると嬉しいです。

きっと、それらの言葉がこのチャレンジの成功確率を少しずつアップさせることにつながると信じて連載していこうと思います。

そんなわけで、『今後もよろしくお願いします』という意味と八隅さんの言葉をかけて、本連載の結びはこの言葉で締めたいと思います。

YOLO