なぜ走る?~丹後100kmウルトラマラソンレポ①~

2022.8.12

けんご

 こんにちは!けんごです。もうお盆ですね。今年は花火大会が開催されたり何かとイベント事が復活していますが、僕にとっての一大イベント丹後100kmウルトラマラソンも今のところ復活予定です!(1ヶ月前可否判断の8月18日以前に書いてます)

 過去2度レースには出場してまして、60kmの部門、100kmの部門でそれぞれ完走することができました。100kmなんて意味わからんし、修行のようなのになぜ走るの!?という声をよく聞くのですが、その気持ちはとてもわかります。移住1年目にウルトラマラソンの案内を見た時に「マジキチな大会や。。」と僕も感じていましたし。

 走る理由はいくつかあるのですが、そもそもなぜ走ろうと思ったのか、本番までの準備や当日の様子などを今回からシリーズで書いていこうと思います!コアな世界がお好きな方はしばしお付き合いを!!

気になっていた大会の存在

 まず、走ろうと思ったきっかけについて。そもそも僕は陸上部の長距離ランナーでも無ければ、マラソンが得意だったわけでもありません。何なら小学校のマラソン大会では下から数えたほうが早い順位しか取ったことはなく、運動神経も悪いです。

 ただ、ランニングは気分転換にちょうど良かったので、学生時代からたまに短い距離を走っていました。自分のペースで走るのって気持ちいいですよね。一方、義務教育の頃は順位付けされるのが嫌でマラソン大会は嫌悪感しかなかったな。。

 そんな僕が丹後に移住。どうやらウルトラマラソンという大会が京丹後では毎年開催されているらしい。開催時期が近づくと市内の至る所に「10km地点」とか「大会中の交通規制」といった案内の看板が立ちはじめ、どうも記載がおかしい。「4時30分スタート」?「80km地点」??「フルマラソン×2」???

 大会当日、仕事も休みだったので市内を車で走っていると、コース上を走るランナーがたくさん!しかも凄い人数。京丹後で生活していたら見かけることがない若々しいたくさんの人が頑張って走りまくっている。「うわー、やべぇな、、」とか言いながらも、「どんな大会なのかな?」「誰が走ってるのかな?」と、なんだか気になって仕方ない僕。

 大会当日は、交通整理などのボランティアで地元の方がたくさん関わるため、本番が終わってから数日はウルトラマラソンの話題が何かと上がります。今年は完走率が低かったとか、●●は完走した、とか。そんな話題が上がるたびに、沸々とした気持ちが僕の中にありました。

レースの難所といわれる碇高原からみえる日本海の景色。山の上にある牧場。

決断する

 当時働いていた農家でもウルトラマラソンの話題に。過去のスタッフの中にも完走経験者がいたり、コースの近くに作業場があるので皆で応援しにいったという話も聞く。もちろん、完走したスタッフは、レース後に身体がバッキバキになり、1週間仕事ができなかったという話も聞いたけど。。

 「やっぱりオモロそうだな。。」そんなことを考えながら野菜のパック詰めをしていた時、農家さんから「けんごくらいの年齢の頃が一番動けたし(当時の僕は28歳)、身体の使い方も分かる時期だったなー。」と言われ、スイッチが入りました。

 「え、じゃあ、走るなら今がベストって事だよな、、今なら体力もついてきたし、練習する時間もあるし、むしろ始めるなら人生で今しかない??え、走っちゃう?」と、考え出したらもう止まりません。その場の雰囲気では冗談で「けんごは走らないの?」と聞かれ、「走ろうかなー。」と満更でもない感じで答える僕。

 その日は家に帰ると、すぐにエントリー開始時期を調べ、カレンダー登録したのを覚えています。ひそかに決意し、エントリー開始を待つ。この日から練習を開始したわけではありませんでしたが、自分の中で覚悟が決まった瞬間でした。

 ちなみに決意したのが2017年9月後半で、2018年大会のエントリースタートは3月頃。丹後100kmウルトラマラソンは60kmの部もあるので、まずはそこからスタートしようと、一応段階を踏もうと考えていました。笑 丹後は冬に雪が降るので練習はエントリーが始まる頃から、長距離用のランニングシューズも持っていなかったので買うところからのスタートでしたが、既にワクワク。。

 次回は練習のことや60km走った時の感想などを振り返って、今年の本番に向けてテンション上げていこうと思います!!